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●江戸和本●増補救荒事宜［救荒事宜］（後印本）斎藤拙堂 正謙 小原寛序 野村藤陰 慶応2年 大垣 平流軒利兵衛 災異 備荒｜着払いのみ
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販売情報
販売価格
11000円
入札件数
2
開始価格
10000円
即決価格
11000円
出品個数
1点
商品状態
やや傷や汚れあり
返品
返品不可
開始日時
2022年1月28日 22:05
終了日時
2022年1月29日 16:47
早期終了
あり
自動延長
なし
あり
販売者情報
出品者ID
ouraimonoclub
出品地域
埼玉県
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●江戸和本●増補救荒事宜［救荒事宜］（後印本）斎藤拙堂 正謙 小原寛序 野村藤陰 慶応2年 大垣 平流軒利兵衛 災異 備荒｜着払いのみ
商品詳細
………………………………………………………………………
■
増補救荒事宜［救荒事宜］（後印本）
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】斎藤拙堂（正謙マサカタ・鉄研）作・序・跋。
【年代等】天保2年8月自序。天保8年4月増補。文久元年3月、小原寛序。文久元年3月、野村藤陰（野邨煥）跋。文久元年秋自跋。慶応2年1月補刻（［大垣］平流軒利兵衛（敬教堂）板）。江戸末期～明治初年後印。［江戸］和泉屋吉兵衛板。
【備考】分類「災異」。本書は、饑饉を予測し、凶荒に備えるため、民政を担当する者の手引きとして書かれたもの（国文学研究資料館DB）。／伊勢津藩（藤堂藩）で活躍した漢学者斎藤拙堂（寛政9（1797）年～慶応元(1865)年）は、江戸昌平黌で寛政の三博士の一人古賀精里に学び、逸材さを評価された。文政2(1819)年に藩校有造館の儒員試補となり、さらに嘉永2（1849）年に督学になると、沈滞気味であった学風を盛り返したと言われる。彼は、漢学者の域にとどまらず、海外知識を吸収し、嘉永2（1849）年には蘭学を学ぶために洋学館を設け、また自分の孫に種痘を施し、種痘の必要性を人々に知らせた。彼の名は『拙堂文話』により、全国に知られ、吉田松陰などの学者や志士たちが彼のもとを訪れた。さらに庶民の子弟の教育機関として修文館も設立した。『救荒事宜』は、斎藤拙堂が天保2(1831)年に記した救荒書で、鈴木武助の『農喩』などを通じて、過去の統計上近年中に飢饉が到来することを予測し、その凶荒に備えるべく本書の執筆に取りかかった。拙堂は本草家でも農政家でもなかったが、学識を活かし、和漢の救荒書・農書・史書など多岐にわたって救荒の事例・格言などを多数引用して、民政担当者の参考資料としての救荒書を作成した。拙堂の日本の救荒書に関する知識は特に深く、鈴木武助の『農喩』、建部清庵の『民間備荒録』、宮崎安貞の『農業全書』、大蔵永常の『除蝗録』、『豊稼録』、清原重巨（シゲタカ）の『有毒草木図説』などの基本的な救荒書を整理し、抜粋・紹介している。拙堂の予測通り、脱稿の翌天保3(1832)年には凶作となり天保6(1835)年には風水害による減収、その翌年には天保の大飢饉となり、おびただしい餓死者が生じ、諸国には暴動が頻発したが、拙堂の救荒策が実施されており、津藩では暴動も餓死者も出なかったという。だが『救荒事宜』は当時の津藩では発行されず、拙堂門下の大垣藩家老小原忠寛により、大垣藩主に提出され、約30年後の文久元(1861)年に刊行された。また、飢饉に苦しむ民衆を救おうと反乱を起こした大塩平八郎もたびたび津藩を訪れ、拙堂の救荒書に触れたと言う（静岡県立中央図書館HP参照）。
★原装・題簽付・状態良好。記名なし・蔵書印なし。【参考価格（初出品時の相場です）：日本の古本屋で、17,600円（慶応2年板）】。
………………………………………………………………………
○本の大きさは、「特大本」「大本」「半紙本」「中本」「小本」「横本」「三切本」など、和本の一般的な書誌用語で表記しています。詳細は書誌学関連書でご確認ください。
○「原装」は刊行（書写）当時のままの装丁を示し、「題簽」は表紙に貼られた書名の紙片を意味します。すなわち「原装・題簽付き」は原本オリジナルの表紙・題簽を保持していることを示します。
○商品の状態は「中古」ですが、この表記が2019年1月以降は廃止されるので、デジタル版以外は一律「傷や汚れあり」としてあります。詳しい状態は説明をご覧頂くか、お問い合わせください。
支払詳細
【かんたん決済】 ＊2018年3月1日以降は「かんたん決済」以外扱えないようになりました。
○当方へのお支払い金額は「落札価格」のみです（送金手数料は落札者様でご負担願います）。
○送料は定形外郵便規格内（34㎝×25㎝以内、厚さ3㎝以内、重量1㎏以内）の場合は「ゆうメール着払い」、規格外は全て「ゆうパック着払い」になります。時間指定や追跡番号が必要な方は、「ゆうパック着払い」でお願いします。
○落札後1週間を経過してもご連絡いただけない場合には、落札者都合によるキャンセルとさせていただきますので、その旨、予めご了承下さい。
発送詳細
○埼玉県より「ゆうメール着払い」または「ゆうパック着払い」で発送します。定形外郵便規格外は全て「ゆうパック着払い」です。「ゆうパック着払い」で希望時間帯があればご一報ください。
○入金確認日以降3営業日以内の発送を心掛けていますが、週初と週末の週2回（不定期）の発送のため、年末年始や連休、長期出張の場合などにお時間がかかる場合もありますので、お急ぎの方はご送金をお早めにお済ませ下さい。
○商品が届きましたら、必ず「商品受取」の連絡をお願いします（ヤフオクが一方的に、受取連絡があるまで入金されないシステムに変更しました。受取の連絡を1週間以内に頂けない方は申し訳ございませんが、今後の入札防止措置をさせて頂きます）。
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○掲載の商品はいずれも江戸～明治期の古いものですので、経年による通常の痛み・汚損等があることを前提にご入札ください。和本として通常の状態（いわゆる「並本」）の場合には特記しませんが、特に状態が良い場合には「極美本」または「美本」、比較的状態が良い場合には「状態良好」、通常よりも状態が悪い場合には難点を明記します。
○私のコレクションで重複するものや、不要になった和本類を、多くデジタル化したうえでお譲りしています。このデジタル画像販売（往来物倶楽部デジタルアーカイブスでの販売）に同意頂ける方にお譲り致しますので、予めご了承下さい。
○落丁や保存状態の難点については可能な限り記載していますが、ご不明の点はお尋ねください。
○ノークレーム・ノーリターンでお願いします。状態を極度に気にされる方は入札をお控えください。
○なお、多くの場合、ヤフオク以外にもネット販売しているため、入札者がいない場合に「出品取消」をすることがありますが、ご了承下さい。
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■増補救荒事宜［救荒事宜］（後印本）
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】斎藤拙堂（正謙マサカタ・鉄研）作・序・跋。
【年代等】天保2年8月自序。天保8年4月増補。文久元年3月、小原寛序。文久元年3月、野村藤陰（野邨煥）跋。文久元年秋自跋。慶応2年1月補刻（［大垣］平流軒利兵衛（敬教堂）板）。江戸末期～明治初年後印。［江戸］和泉屋吉兵衛板。
【備考】分類「災異」。本書は、饑饉を予測し、凶荒に備えるため、民政を担当する者の手引きとして書かれたもの（国文学研究資料館DB）。／伊勢津藩（藤堂藩）で活躍した漢学者斎藤拙堂（寛政9（1797）年～慶応元(1865)年）は、江戸昌平黌で寛政の三博士の一人古賀精里に学び、逸材さを評価された。文政2(1819)年に藩校有造館の儒員試補となり、さらに嘉永2（1849）年に督学になると、沈滞気味であった学風を盛り返したと言われる。彼は、漢学者の域にとどまらず、海外知識を吸収し、嘉永2（1849）年には蘭学を学ぶために洋学館を設け、また自分の孫に種痘を施し、種痘の必要性を人々に知らせた。彼の名は『拙堂文話』により、全国に知られ、吉田松陰などの学者や志士たちが彼のもとを訪れた。さらに庶民の子弟の教育機関として修文館も設立した。『救荒事宜』は、斎藤拙堂が天保2(1831)年に記した救荒書で、鈴木武助の『農喩』などを通じて、過去の統計上近年中に飢饉が到来することを予測し、その凶荒に備えるべく本書の執筆に取りかかった。拙堂は本草家でも農政家でもなかったが、学識を活かし、和漢の救荒書・農書・史書など多岐にわたって救荒の事例・格言などを多数引用して、民政担当者の参考資料としての救荒書を作成した。拙堂の日本の救荒書に関する知識は特に深く、鈴木武助の『農喩』、建部清庵の『民間備荒録』、宮崎安貞の『農業全書』、大蔵永常の『除蝗録』、『豊稼録』、清原重巨（シゲタカ）の『有毒草木図説』などの基本的な救荒書を整理し、抜粋・紹介している。拙堂の予測通り、脱稿の翌天保3(1832)年には凶作となり天保6(1835)年には風水害による減収、その翌年には天保の大飢饉となり、おびただしい餓死者が生じ、諸国には暴動が頻発したが、拙堂の救荒策が実施されており、津藩では暴動も餓死者も出なかったという。だが『救荒事宜』は当時の津藩では発行されず、拙堂門下の大垣藩家老小原忠寛により、大垣藩主に提出され、約30年後の文久元(1861)年に刊行された。また、飢饉に苦しむ民衆を救おうと反乱を起こした大塩平八郎もたびたび津藩を訪れ、拙堂の救荒書に触れたと言う（静岡県立中央図書館HP参照）。
★原装・題簽付・状態良好。記名なし・蔵書印なし。【参考価格（初出品時の相場です）：日本の古本屋で、17,600円（慶応2年板）】。
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○本の大きさは、「特大本」「大本」「半紙本」「中本」「小本」「横本」「三切本」など、和本の一般的な書誌用語で表記しています。詳細は書誌学関連書でご確認ください。
○「原装」は刊行（書写）当時のままの装丁を示し、「題簽」は表紙に貼られた書名の紙片を意味します。すなわち「原装・題簽付き」は原本オリジナルの表紙・題簽を保持していることを示します。
○商品の状態は「中古」ですが、この表記が2019年1月以降は廃止されるので、デジタル版以外は一律「傷や汚れあり」としてあります。詳しい状態は説明をご覧頂くか、お問い合わせください。
○当方へのお支払い金額は「落札価格」のみです（送金手数料は落札者様でご負担願います）。
○送料は定形外郵便規格内（34㎝×25㎝以内、厚さ3㎝以内、重量1㎏以内）の場合は「ゆうメール着払い」、規格外は全て「ゆうパック着払い」になります。時間指定や追跡番号が必要な方は、「ゆうパック着払い」でお願いします。
○落札後1週間を経過してもご連絡いただけない場合には、落札者都合によるキャンセルとさせていただきますので、その旨、予めご了承下さい。
○入金確認日以降3営業日以内の発送を心掛けていますが、週初と週末の週2回（不定期）の発送のため、年末年始や連休、長期出張の場合などにお時間がかかる場合もありますので、お急ぎの方はご送金をお早めにお済ませ下さい。
○商品が届きましたら、必ず「商品受取」の連絡をお願いします（ヤフオクが一方的に、受取連絡があるまで入金されないシステムに変更しました。受取の連絡を1週間以内に頂けない方は申し訳ございませんが、今後の入札防止措置をさせて頂きます）。
○私のコレクションで重複するものや、不要になった和本類を、多くデジタル化したうえでお譲りしています。このデジタル画像販売（往来物倶楽部デジタルアーカイブスでの販売）に同意頂ける方にお譲り致しますので、予めご了承下さい。
○落丁や保存状態の難点については可能な限り記載していますが、ご不明の点はお尋ねください。
○ノークレーム・ノーリターンでお願いします。状態を極度に気にされる方は入札をお控えください。
○なお、多くの場合、ヤフオク以外にもネット販売しているため、入札者がいない場合に「出品取消」をすることがありますが、ご了承下さい。
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