沖縄三線 −青黒檀− 珍材使用真壁型三線 一九八七年作

近年では貴重材となっている青黒檀（通称アオコク）材使用の真壁型三線。芯に金字の銘有。一九八七年作。塗りには古傷有り、塗りの打ち傷などがございます（写真参照）。棹はやや逆反りが見られますが演奏の際の音詰まりやビビリ等の支障はなく使用できます。チーガは当時のチャーギ材使用の胴で本皮低音張り（皮裏面補強有）。民謡情節に最適な音色です。音色に関しては後日音チェック動画をアップいたしますので、そちらからご確認ください。棹天裏にはシールが貼り付けられており、そこには過去の所有者の名があります。こちらそのまま剥がして綺麗にすることも可能だったのですが、塗りの古傷や名前なども含め、一つ一つがこの三線の歴史として現状を保った状態でご紹介することが1番と判断させていただきました。一九八七年に作り出されたこの三線は、どのような持主さんを経由してきたのだろう。ある時はマニアックなおじ様達から、またある時は色々な道を経由して、学生の歌三線の学びとしても使われてきたのでしょう。でなければ、こうしてここに生きて現存してはいません。使用感、古傷、その一つ一つが音色の'味'となっている、とても愛らしい三線だと私は感じます。亀甲の形状に似た南国特有のチラの作り、鳩胸、昭和感たっぷりの一本。末長く御愛用いただきたく思います。お取引の最後までどうぞ宜しくお願い申し上げます。
※付属品はございません。
※落札後のお客様情報〜お受け取りのご連絡までのスムーズなご対応をよろしくお願いします。

https://doumakiya.amebaownd.com

（2024年 4月 1日 22時 37分 追加）
棹重量はカラクイ取り外し時で497gです。
宜しくお願いします。

（2024年 4月 2日 11時 31分 追加）
https://youtu.be/v7-O6Sy9zgg?si=zLa1U7HIq7f2-uYy

この三線を使用した演奏動画です。良ければチェックしてみてください。