このジャケットからしてもう冷戦時代真っ盛りのソビエト連邦国営レーベルのメロディアっぽいセンス丸出しのそのものズバリ。で、こちらはそのロシア出身の本来はポップロックバンドとして数多くのアルバムを残している、ソビエト時代には大成功を収めたポップスバンドとも言えるアリエルの７７年発となる２作目に大量のボーナストラックを付けて現地ロシアのレーベルからとなる正規再発盤ＣＤ。因みにコレ、現在ではけっこうな入手困難盤となっていて、オリジナルＬＰ盤よりも入手が難しいという悩ましい状況に。そんな数多いアルバムの中でも最もプログレッシブロックとしての体裁の整った内容と言う以上に昔から辺境プログレ好きの間ではロシアのＹＥＳとして知る人ぞ知る内容のアルバムだったのが本作。恐らくは本当はプログレを演奏したかったけれど当局の締め付けが厳しくて出来なかったとかそんな経緯が想像できる苦心惨憺が滲み出る楽曲の数々は、７０年代のロシアでこんなアルバムもあったというのが奇跡みたいな存在感。内容はもう初期のＹＥＳで特に２作目から３作目にかけての、＜こわれもの＞に行き着くまでの前段階って感じが詰まっているシンフォニックロックスタイル完成前夜といった素晴らしい内容。演奏面で中心となるのはまるでクリススクワイアなゴリゴリした音色のベースで、これに拮抗するこれまたＹＥＳ時代のビルブルフォードに苦心して寄せているドラムスのタイム感、さらにオルガン、ピアノを中心にしたキーボード類はThe
Yes
Albumでのトニーケイに似ているのが異常にマニアック、最後はスティーブハウっぽい単旋律のフレーズが頻出するって事で、それでも特にパクリ的な部分は皆無で楽曲自体はＹＥＳに全く似ていないというオチまで付く衝撃作。因みに本編の収録時間を超える大量のボーナストラックについてはジャケットにも録音データの記載が無く、恐らくは７０年代のラジオ放送用音源と思われるスタジオライブ一発収録っぽい音質の超貴重音源で、こちらもヤバすぎ。
コンディション：★盤は中古盤として並品（軽いキズ、スレがあります。音トビ無し、再生に影響無し）、ジャケットは中古盤として並品（目だたない程度のスレ、キズ、経年のヨレがあります。端にツメの噛み跡あり）、プラケースは中古盤として並品（スレ、キズが散見されます、ヒビ割れがある場合もあります）★プラケースは経済的理由により新品に交換できません。予め消耗品としてお考えいただけますと幸いです★その他詳しいコンディションにつきましてはご入札前にご質問欄からお問合せください。あくまで中古盤という性質上、完璧なコンディションをお求めの場合はご入札をお控えくださいますよう、よろしくお願いいたします★
★送料（ユウメール）：ＣＤ１枚￥１８０、ＣＤ２枚￥２１５、ＣＤ３枚～４枚￥３００★郵便料金改定に伴いまして（ＣＤ５枚以上は枚数制限無し）及び（ＬＰ盤１枚～２枚）は定形外郵便（規格外）での扱いとなります。送料は￥５００★対応銀行：郵貯銀行、東京三菱ＵＦＪ銀行★
