◆小川一真（撮影）「故北白川宮能久親王殿下」無刊記（明治２８年）＆「故北白川宮殿下台湾征討地露営」、無刊記（明治２８年）、Ｂ５判・裏打有、二通一括．
◆伏見宮家の出身で、幕末に日光山輪王寺・上野寛永寺を管領していたため奥羽越列藩同盟の盟主に擁立され、維新後は陸軍の軍人として中将に昇進、日清戦争の際に台湾で死去した北白川宮能久親王の写真を版にしたもの．「故北白川宮能久親王殿下」は、明治時代の東京を代表する写真師として活躍した小川一真の撮影・印刷．雑誌『太陽』の口絵写真を台紙に裏打ち（台紙の裏面には「加茂葵祭」などの写真を貼り込む）．北白川宮能久親王の生涯を通して、日清戦争の台湾征討の歴史をたどる貴重史料．
