●和歌山県産 清見オレンジ(清見タンゴール)
味はみかんそのものなのに、甘酸っぱくはじける香りはまさにオレンジ。
ところで清見オレンジと清見タンゴールって違う品種なの?
と疑問に思われるかもしれませんが(私は思ってました)
品種名としては『清見タンゴール』が正しく、どちらも同じものを指すようです!
みかん(tangerine)とオレンジ(orange)のかけ合わせ品種のことを『タンゴール(tangora)と呼ぶのだそう。
日本で初めて生まれたタンゴール品種かつ、その安定した美味しさから
今や様々な有名柑橘の親となっているのが清見タンゴール。
あの「せとか」や「紅まどんな」も、清見タンゴールを祖先に持っているんです。
まさに柑橘界のグランマ!(グランパかも?)とも呼べるでしょう。
そんな清見さん、実は美味しく作るのにはとっても手間がかかります。
一つひとつ袋掛けをして寒い冬を越させ、出荷直前まで樹の上で完熟を待ちます。
『樹上完熟』ってやつですね…!
冬の寒さに鍛えられて甘さが濃く、香り高くなった清見。
分厚い皮を丁寧に剥いて、大きな輪切りのままじっくり水分を飛ばしました。
…でも全部輪切りのままだとあんまり沢山袋に入らない…!
せっかくの美味しい清見、ちょっとでもたっぷり味わっていただきたく
半月カットのドライもなんとか一緒に詰め込んで、32g。
大きめの清見がまるごと1個分以上は入ってるんじゃなかろうか。
サクっとした食感と、ただでさえ濃厚なのに
水分が無くなって更に濃い味わいになった清見タンゴール。
少しずつ食べてもきっと満足してもらえると思います。